離婚調停を早く終わらせたいのなら
離婚調停を早く終わらせたいという思いは、離婚調停をしている人すべてが持っているかもしれません。
しかし、極論を言えば、相手の要求をすべて呑めば離婚調停を早く終わらせることはできます。
でも、それだと意味がないですよね。このページを見ている人は、離婚調停を有利な条件で、かつ、早く終わらせたいということだと思います。
ということで、そういう点を踏まえつつ、離婚調停を早く終わらせる方法について書いてみました。
最初に、離婚調停を早く終わらせたいというのであれば、こちらの条件をすべて認めさせるという姿勢でいてはいけません。
こちらも上手に譲るところは譲るという姿勢でいた方が、離婚調停は早く終わります。これが、必須かつ前提条件だと思ってください。
そのうえで、離婚についての必要な知識は付けといてください。これは、離婚調停を有利に運ぶためだけでなく、余計な説明や解説を避けることができ、その余計に取られる時間の分、離婚調停を早く終わらせることができます。
あと、申し立てをするタイミングも重要です。
これは何を言っているのかというと、家庭裁判所が超お役所仕事をしているというところからきます。
例を出します。あなたの第1回目の離婚調停が4月1日だとします。2回目は、基本である1ヶ月後くらいなら5月1日くらいですね。
5月1日といえばGW期間中。こういう時の平日は、家庭裁判所の職員は有給休暇をバリバリとっています。
したがって、そんなに案件を回す人手がいない。→2回目の期日が6月1日に設定されやすくなる。
まあ、大まかにいうとこんな感じです。そう考えると、年数回ありますよね、こういうタイミングが。それを避けるようにするということです。
とはいえ、これは、その時のその家庭裁判所の込み具合等にもよりますので、これを読み切るのはなかなか難しいのではと思います。まあ、心にとめておきましょう。
と、期日のことを考えると、提案された次回期日を都合が悪いからと言って「別の日にしてください」と言うのは、離婚調停を早く終わらせるうえでNGです。
というのも、期日をずらすと、たいていは後ろにずらされてしまうからです。なので、相手にも「離婚調停を早く終わらせたいなら、期日に反対しないでほしい」と釘をさしておきましょう。
ついでなので、期日もそうなのですが「私も譲れるところは譲歩するので、あなたも譲歩してほしい。そうすれば、早く終わらせることができますよ」という感じで言っておくのもいいかもしれません。
まあ、もちろん、これは相手次第です。聞く耳を持たないような人には効果はありません。
ところで、弁護士を付けた方が離婚調停を早く終わらせることができるのではないか?という疑問を持つ人がいると思います。
これについては、ほぼNOです。
ただし、離婚調停は離婚裁判をする為に仕方なくしているような場合であれば、弁護士がいた方が離婚調停不成立として早く終わらせることができます。
話を元に戻して、本人達の話し合いが大前提の離婚調停において、弁護士がいるから早く終わるということはありません。
それどころか、早く終わらせることを第一に考えていて、そのためにかなりの譲歩をしようとしても、それを弁護士が邪魔をすることがあります。
「その金額だとさすがに低すぎます」という風に。
これが依頼者の為と心から思っているのであればいいのですが、自分の成功報酬金額の為ということが多々あります。
要するに、弁護士は獲得できた金額の〇%という風に成功報酬を設定しているわけです。ということは、離婚条件の金額が低くなると、成功報酬の金額も低くなるわけですね。
依頼者にアドバイスをするのはいいのですが、意向を無視して邪魔するのはいかがなものかと思います。なので、弁護士に依頼する場合は、そういった点も知っておいた方がいいですね。
そのうえで「とにかく早く終わらせたい。早く終わらせるためには、譲歩するところは譲歩したい」と伝えて、どういう方針でいくかしっかりと相談してください。もし、そういった相談や打ち合わせをしてくれない弁護士はクソです。といっても、結構いますが…
離婚調停を早く終わらせる方法の最後ですが、離婚調停を有利にするための知識をつけておくことです。
たとえば、以下の離婚調停必勝マニュアルの知識を得ておくことも、離婚調停を早く終わらせたいという思いをかなえるうえでは一つの重要な手段だと思います。
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