離婚調停の戦略
家庭裁判所で行われる離婚調停は、離婚がしたい人にとっては、安価な手数料（1200円）で、誰でもが手軽に申し立てができる素晴らしい制度です。
もちろん、協議離婚と比べたら、多少面倒くさい手続きが必要ですが、大金を払ってまで弁護士なんかつける必要はありません。
とはいえ、離婚調停が成立すると、調停調書といわれる強制執行もできる書類ができるので、なめてかかってはいけません。
また、離婚調停は、公平公正な場所と思っている人もいると思いますが、理屈はそうなんですが、全然そんなことはありません。
はっきり言って、離婚調停は、いかにして離婚調停自体をプロデュースできるかというにかかっているといっても過言ではありません。つまり戦略が必要になります。
そのためのキーマンになるのが調停委員です。この調停委員に、いかにしてよく思われるか、いかにしてあなたの味方になってもらうのかがカギになります。そういう点で、離婚調停を有利に進めることができるかどうかが変わってきます。
そうなると、何も知らない状態で、離婚調停に望んでも、Tシャツとサンダルでアルプスに登山するようなもんです。そうなんです、登山と一緒でちゃんと準備して装備を整え離婚調停に望むことが重要になります。
たとえば、離婚の法的な知識も多少は必要になります。そして、何より大事なのは、計画と交渉能力です。
分かりやすく簡単に言うと、まず適切な知識を学んで、それを踏まえてどこまでが譲れるか、相手がどんな主張をするか考えて作戦を立てておきます。これが知識と計画です。
そして、相手が望みどおりの金額を提示してきたとしても、「あえて納得できないような顔をして最初は渋るが、しかたなく了解する」というような態度でのぞみます。
すると、まるでこちらが折れたように感じてくれる調停委員もいるでしょう。これで、一つの事が決まったら、今度は別の事で、相手にあえて思っている金額よりふっかけてみます。
当然、相手も拒否します。そしたら、あなたも金額を下げます。
そうしたら、先ほどはこちらが折れていたのに、立て続けに折れたような形にでき、調停委員が味方になってくれやすく、「○○（貴方の事です）ばかりが折れているので、少しはあなたも○○の提示を飲まないと、話は進みませんよ」という風に説得してくれやすいでしょう。
これが、交渉能力です。
また、最低限のルールとして、調停委員に嫌われてはいけません。なので、身なりと言葉づかいは気をつけましょう。つまりは、「なに、こいつ。信用できんな」と調停委員に思われないようにしましょう。
今、簡単に説明したのは、本当に初歩ですが、そういうのを身につければ、離婚調停を有利に進めることができるのは間違いないことです。
で、てっとり早くそういう離婚調停の戦略を学べるのは、離婚調停に特化した有料マニュアルです。普通、書店に並んでいるのは、離婚全般について書かれた本や、法律の事しか書かれていないような大して役に立たない本しかなく、実践向きの本ではありません。
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こういうので知識を身につけ、離婚調停の戦略を立てれば鬼に金棒です。
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