離婚調停の遅刻
離婚調停の遅刻とは、文字通り離婚調停として指定された期日の集合時間に遅刻することです。
とくに、第一回目の離婚調停においては、申立人でない相手方にとっては一方的に調停日時が決められます。ゆえに、都合がつかずやむを得ず欠席や遅刻をすることもあるでしょう。
しかし、離婚調停に遅刻しそうな場合は、必ず家庭裁判所に連絡を入れてください。仕事などで、ちょっと遅れるといった場合であれば、分かり次第家庭裁判所に電話して、指示を仰いでください。無断遅刻は厳禁です。
また、調停期日に家庭裁判所に向かう際に、渋滞などで遅れそうな場合も同じです。遅れるかもしれないと分かった時点で連絡してください。
2回目以降ももちろん同じです。
この際、聞かれない限りわざわざ理由を言う必要はありませんし、普通は理由を聞かれないと思います。調停番号と名前を言い「申し訳ありませんが。ちょっと遅れそうです。」「○分くらい遅れそうです。」こんな感じでいいです。
なので、自分の調停事件番号はメモするか覚えておきましょう。
ただ、仕事などであらかじめ遅刻することが分かっているような場合は、正当な理由なので「仕事で都合がつかず、○分くらい遅れそうです。」と理由を言った方がいいでしょう。
結論を言いますと、離婚調停への遅刻は、きちんと対処すればさほど悪影響はないという事です。心に余裕を持つ為にも、あまりに無理してなんとか調停に間に合わせるよりも、遅刻することを連絡したほうがいいと思います。
ただし、毎回遅刻するようなことであれば、当然に印象は悪くなりますよ。
離婚調停に遅刻する場合はどうなるか
離婚調停に遅刻する場合ですが、無断遅刻は厳禁と書きましたが、さて、連絡を入れたはいいが、どんな風になるのでしょうか？
結論から言いますと、その遅刻する時間と家庭裁判所の裁量によります。
たとえば、5分10分の遅刻であれば、開始時刻をその分ずらす場合がほとんどです。
30分くらい遅刻するのであれば、もう一方から話を聞いて始めるという場合が多いです。しかし、込み合っている家庭裁判所だと、双方の話を聞く時間が短くなったり、遅刻した方は１回しか調停室に入らなかったりもするでしょう。
ようは、その時々と思ってください。
もし、１時間以上遅刻しそうな場合は、家庭裁判所に連絡して、どうすればいいか指示を仰いでください。空いている家庭裁判所であれば、相手から離婚調停を始めて、かつ、その分時間をずらすなんてこともしてくれるでしょう。
ただ、１時間以上遅れる場合は、遅刻と言うよりも欠席も視野に入れて連絡してみてください。
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