離婚調停を不成立にするには
離婚調停を不成立にするには？という事について書いてみます。
離婚調停は、基本的には成立させることが目的ではありますが、中には、一方的に起こされて不成立にしたい人もいるかと思います。
他にも、さっさと離婚調停を終わらせて、離婚裁判を提起できるようにしたい人もいるでしょう。
そういう人たちは、離婚調停を早く不成立に終わらせる方法を知りたいと思います。
その方法は、結論からいうと、全く話し合いをする気はないよ、一歩たりとも譲歩する気がないという姿勢をガンとして崩さないことです。
もちろん、調停委員がしつこく説得を試みてくるかもしれません。そこを「その条件では離婚する気は一切ありません」と突っぱね続けるわけですね。
ただ、あまりに頑なに断り続けるのも楽でないうえに、調停委員はもちろん、書記官や裁判官の心象を悪くするかもしれません。
そういうリスクはあるかもと思っててください。
とはいえ、そもそも離婚調停を不成立にしたいのであれば、そんなの関係ないと言えますがね。
他にも、前提として離婚したくないのであれば、「そもそも離婚する気は一切ない」ときっぱりと突っぱねましょう。
こうなると、離婚を成立させることが目的の離婚調停の意味がなくなります。
こういうケースでは2回くらいで離婚調停が不成立になることが多いと思います。
ちなみに、冷却期間的な意味で、期間があけば考えも変わるかも？と不成立になるには2回くらいは最低でも見ておきましょう。
もし、離婚裁判を前提としているのであれば「離婚裁判をするために仕方なく離婚調停を起こしました。なので、離婚調停で話し合うことは一切ありません。早く不成立にしてください」と言いましょう。
もう、すでに弁護士が離婚裁判の準備を進めている場合であれば、弁護士が同席してこういうことを言ってくれると思います。
最後の裏技的な離婚調停を不成立にする方法ですが、それは離婚調停に出席しないことです。
ただ、この方法はあまりおすすめしません。
なぜなら、すっぽかすと、出廷を促される文書がきたり、裁判所から「離婚調停に出席してください」と電話がかかってくることもあります。
そして、下手すりゃ過料を取られることもあります。
それに、なんだかんだ言って、早くても2回、まあ、3回以上は期間が設定される場合が多いので、不成立になるまで時間がかかります。
であれば、きちんと出て、きっぱりと突っぱねたほうが早くなるのかなと思います。
以上、離婚調停を不成立にするには？ということを書いてみました。
でも、結論をいうと、確たる証拠を持った離婚裁判を前提としている場合と絶対に離婚したくない場合を除いて、最初から不成立にすることを前提とするのはあまりおすすめできませんよ。
離婚調停の進め方次第で、思ってもいないくらいの好条件で離婚が成立する可能性もありますよ。
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