養育費調停の期間はどれくらいなの？
養育費調停の期間ってどれくらいのものなのでしょうか？
結論から言うと、その養育費調停次第です。
ただ、養育費を請求するにしろ、減額してもらうにしろ、それなりに切迫していることもあるかと思います。まあ、急いでいるという事ですね。
そういうのもあってか、論点が養育費だけというのもあってか、まとまらないと判断されたらスムーズに審判に移行され審判が下されます。その審判が下されるのが２～４回養育費調停をやったあとです。
だから、1回の養育費調停で成立すれば1ヶ月という期間で終わりますが、なかなか1回で成立することもないと思いますので、養育費調停の期間は２～４箇月と考えたらいいと思います。
つまり、養育費調停が成立しなくても３～４回もやれば審判が下され、養育費の金額が決定するという事です。
しかし、これは、早く成立したら終わるという当事者2人の問題だけでなく、家庭裁判所の混み具合、調停委員との日程の調節、年末年始やGW・お盆などでも影響されます。
それでも、養育費調停の期間のおおよその目安はあるので、それを書いてみます。
まず、申し立てをします。
その日から2週間～1箇月くらい先に、第1回目の養育費調停期日が設定されます。
そして、第1回目の養育費調停が行われ、その日に養育費調停が成立するか、審判とならない限り、次回の第2回目の養育費調停期日が設定されます。
それが、基本的には1ヶ月後ぐらいになります。
もちろん、家庭裁判所の込み具合にもよります。大都市部では、場合によって2ヶ月ペースなんてこともごくまれにあるようです。
ちなみに、1回目の養育費停で養育費調停が終われば、養育費調停の期間は1箇月以内ということになります。しかし、1回目で養育費調停が成立することはなかなかないでしょう。
で、もし次回養育費調停期日を設定する時に、自分や相手方が、「来月は忙しくて平日に休みが取れない」と言えば、その1ヶ月先が次回期日として設定されます。それだけ期間が延びるわけです。
さらに、裁判所は、いまだに超お役所仕事をしています。年末年始やGW・お盆は、有給休暇を使うので、1ヶ月後の養育費調停期日がその辺りになったりすると、前後にスライドするというよりも、さらに1ヶ月後の期日を設定されることが多々あります。
こっちは急いでいるのに、そんなことは関係ないとでも言わんばかりの設定です。
例え話というより、こういう事実が当たり前のようにある事をお知らせします。
年始の1月4日が金曜だったとしたら、1月4日に有給を使えば1月6日まで年末年始休暇とすることができます。
裁判所では、こういう場合、最低限の人数だけは確保してほとんどの人が有給を取ります。それが真実であるかどうか知りたいのであれば、そういう日に裁判所に電話をしてみてください。
たいていなかなか電話がつながりません。スムーズに代表につながっても担当の部署に回す時に、待たされます。
すごいでしょ？
民間ならもってのほかですが、市役所の市民課職員レベルからみても「さすがにありえない」と思わせるレベルです。こういう家庭裁判所サイドのふざけた都合で養育費調停の期間が延びることもあるわけです。
話を元に戻して、こういう感じで養育費調停が成立するか審判に移行されるまで繰り返されます。
その期間が２～４箇月が多いという事です。
上記にも書きましたが、スムーズに成立しそうになければ審判に移行しますので、さすがに半年以上の期間がかかるという事はレアだと思います。
ということで、家庭裁判所の混み具合やカレンダーにもよりますが、養育費調停の期間は、成立するなら１～３箇月、成立しなくて審判に移行されても３～４箇月くらいと思ってください。
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